FC2ブログ
ニスの補修
昨日、ニスの塗りむらを修正しようとして、かえって事態を悪化させた部分の補修を検討している。

昨日の失敗部分を拡大してみよう。

kity塗りむら補修前


みごとな斑点になってしまっているが、これを600番の耐水ペーパーで磨き、その上からニスを塗ってみる。
耐水ペーパーとはいっても、水研ぎは今の段階ではしたくないので、ラベンダーオイルで研ぐことにしよう。

補修用耐水ペーパーとラベンダーオイル


実は、この作業中、ラベンダーオイルの瓶の蓋を開けたまま倒してしまい、現在、家中ラベンダー状態である。^^;

補修といっても、あまり深くサンドペーパーをかけたくはないので、周辺のニスが盛り上がっている部分だけ、選択的に少しずつ削る。が、あまりうまくはいかない~

その後、再度上からニスを塗ってみる。

ぬりむら補修後


多少はよくなったような気がするなぁ・・・程度の違いだ 笑

本来なら、今晩の塗りから、色のベースを変更する予定であったが、このぬりむらの補修が完了しないうちにニスの色を変えられないので、今しばらく同じ茜のニスを塗っていくことにしよう。

とはいっても、いつでも変更できるように、カテキューのニスも用意しておくのは、悪いことではない。

ベースニスとカテキュー


ベースニスをコーヒーのフィルターで濾して、右側のカテキューの色を後で調合する予定である。

ただ、予定が変わったため、サンダルウッドと紫根の塗り回数が不足しそうだから(って、自分の直感・いいかげんに決めた回数に過ぎないのだが 笑)、この際、カテキューだけでなく、一緒に全部の染料を入れてしまおうか?




山ほどある、蜜蝋の使い道だが、ハンドクリームを作るという案をNさんからいただいた。調べてみるとキャリアオイルと精油を入れて溶かして固めるだけらしい。きっと、松脂マドレーヌよりもずっと簡単に出来るに違いない ^^;

精油はラベンダーもハッカ油も家にあるので問題ないが、キャリアオイルに何を使うのがいいのかな?
家にあるキャノーラ油かリンシード油でよければすぐにでも作れそう(笑)

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/30 20:53 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
The Art of Violin Making
ハッチンスの手法は私が持っている本とよく似ているなぁと、もう一度、この本の板調整のページを読んでみる。


The Art of Violin Making

The Art of Violin Making

  • 作者: Chris Johnson, Roy Courtnall, Yehudi Menuhin
  • 出版社/メーカー: Robert Hale Ltd
  • 発売日: 1998/04
  • メディア: ハードカバー



すると、ちゃんと、バイオリン製作初心者向けに失敗の少ないハッチンスの方法を示すと書いてあるではないか^^;

ただ、本の手法よりも詳細な記事は元のCASの論文を参考にするようにということらしい。1983年の記事だからサイエンスよりも新しい記事なので、手法的にも少しアップデートされているに違いない。

CASの論文インデックスを見ても、タイトルだけでは、どれが最新でまとまった記事かは良く分からないね~。
やっぱり、CASの論文を一セットで購入したくなる衝動がたまに起きる。
$317ってのは、ずいぶん高いから、せばすちゃん氏のブログでけしかけられているMP3レコーダーの比じゃないけど・・・笑

新年度になったら、職場の資料予算でこっそり買っちゃおうか(笑)

本日のキティ(ニス塗り10回目)
表板の塗りむらのレタッチ失敗・・今晩の修正で直らなければ塗りなおしかなぁ・・

kityニス10表

kityニス10裏

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/30 08:21 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
日刊kityニュース:バイオリンのニス塗り(8回目)
もともと、kityは6800円で売っている組み立て済みバイオリンキットである。

バイオリン キット【サイズは2タイプ】 1/2・4/4

一連の記事に書いたように、これを組み立て、ニスを塗っているのだが、本日のkity(ニス塗り8回目)はこのようになっている。このニスは色としては、ラックと茜と玉ねぎのブレンドである。

kityニス8回目裏

kityニス8回目表


今後の予定であるが、10回までニスを塗ったところで、カテキューの茶色染料を加えたニスに切り替えるつもりである。その後、そのニスで20回まで塗ってから、サンダルウッドと紫根で深い赤を目指す予定であるが、どうなることやら。

現在までの色を見ていると、赤ラックよりもずっと薄い感じだから、30回のニス塗りでちゃんと色が付くのか少し心配・・・

まぁ、30回でだめなら40回塗ればいいさ♪

色々な意見があるネット上のタップトーンであるが、ハッチンスの論文によると、サバールがモード1のトーンはC#からDが良いと書いたということであるが、ハッチンス自身はモード5が370Hzと書いてあるから、ほぼF#である。
単にタップトーンと言ったときにどのモードでのトーンなのかの情報がないと、ほとんど無意味だ。

クラドニの方法で、周波数スイープで板に振動を与え、現れたパターンをCCDカメラでキャプチャして、NCルータへの入力情報として自動的に最終削りを行う自動機械が出来ると面白いかもと思うけれど、可能性はあるのかな?
人間がパターン認識で削る場所を正確に判定できるなら、機械化可能な気がするが、類型パターンを含め、まだまだ研究の余地はあるね。

ハッチンスはCASでの活動をメインとしていて、fホールから息を吹きかけた胴のヘルムホルツ共鳴周波数と棹を含むバイオリン本体の共鳴周波数との関係の1993年の論文はWEBに掲載されている。CASの論文誌なんてのはさすがに図書館にも置いていないので、バックナンバーで必要そうなものがあれば、直接事務局にメールして購入するしかないだろうなぁ・・

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/29 14:02 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
1日2回は・・・
さて、アダルトなプレーヤーとしては、やはり体力が続く限り、1日2回はしたいものだ。

って、朝から一体何の話かというと、とうぜんながら、ニス塗りの話である。

毎日2回ずつニスを塗れば、2週間程度でニスは塗り終わり、その後1週間で乾燥・セットアップすると、次のレッスンまでにkityが弾ける状態に持っていけるかも?

と、期待している。

昨日、先生から5月のリサイタルの案内メールがきた。音楽を趣味にしていると、色々と楽しいことが続いて嬉しいものだ。

しばらく、ニスの塗り重ねだけで、変化が乏しいので、今日は、少し嗜好を変えて、表板の動作の考察をしてみた。

バイオリンの表板はサウンドボードと呼ばれるように、発音に重要な役割をしている。
音の出る順序は次のようになる

・弓により弦が振動する
・弦の振動が駒に伝わる
・魂柱を支点にして、駒の振動が表板を振動させる
・振動が板全体に伝わり、空気を振動させる

上の2つは楽器としての動作として多くの弦楽器に共通だけれど、バイオリンの特徴はやはり、3番目の動作である。同じような大きさの楽器ながらマンドリンよりもはるかに大きな音がでる秘密である。

下の二つの動作は、何かに似ている・・そう、スピーカーである。しかも、コーン一つで全部の音を表すフルレンジスピーカーがまさにこのような動作をする。

スピーカーのコーン紙だと考えると、色々と見えてくるものがある。特徴として必要なものは、

・高剛性
・振動に適した形状
・伝達速度の速さ
・内部損失の大きさ

である。

高剛性を得るために、アーチ型の形状を必要とし、それだけでは、あの大きさでは剛性不足となるのを補うためにバスバーを必要としている。
バスバーが魂柱の反対側に必要な理由も、魂柱を支点とした運動であることを考えれば当然である。

振動に適した形状として、スピーカーではコーンエッジに柔らかい素材を持ってきているが、バイオリンでは、表板は構造を支える役割も担っていて、同じような構造にはできない。エッジ周辺をなるべく薄い構造にすることで、少しでも振動しやすくする必要がある。

それでも、木で全部作っているのだから、振動のしやすさには限界があり、振動面も円ではないので、どこにどれだけの厚さを残すのかが製作者にゆだねられている。

大型のフルレンジスピーカーはコーン全面が均一に振動することが難しく、昔のユニットには、高音側だけセンターコーンに近いところに追加のコーンを持つデュアルコーンタイプも存在した。

バイオリンの振動特性も、センターのタップトーンをFにしているということは、表板は分割振動をしているはずで、あのころのスピーカーの構造は参考になるかも?

伝達速度と内部損失は、材料によって決まってくる。そこに多くの先人達はスプルースを選択した。
実は、私が良く行く100円ショップ・ダイソーには工作材として、シナ材がおいてあり、これが、叩くと結構高い音でよく響くなぁと思っていたのだが、ビクターの次のサイトを見ると、シナ材の伝達速度はスプルースより大きいらしい!

材料の特性値

ビクター社はシナ材よりも伝達速度・内部損失ともに大きなカバ材をスピーカーコーンに採用したが、その差はわずかであり、入手容易なシナ材でもなんだかいけそうな気がする。

だとすると、表板・バスバーにシナ材を使ったバイオリンを作っても面白いかもしれない。内部損失が小さい点は、少し柔らかで、厚めの塗装で補える可能性がある。

この動作原理を元にバイオリンを試作するとすると、表板は完全に材料から削りだす必要があるので、表板に使えそうな大きさのシナの板をダイソーで買って、乾燥のため、数年寝かしておくというアイデアはいいかもしれない・・・^^

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/27 07:32 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
バイオリンにニスを塗る
板厚調整が終わった6800円のバイオリンキットkityであるが、発注していた燃料用アルコールも到着したので、いよいよニス塗りの開始である。

まず、指板があると邪魔なので、指板を剥がす。
前回、仮接着したのは、ニカワを使ったので、水をつけてパテナイフでゆっくりと水を染みとおらせると簡単に外れる。

仮接着の指板を剥がす


次に、スチールウールでkityの表面の保護用の蝋を削り取る。
実は、kityは完全なホワイトバイオリンではなく、そのままでも使えるように一応蝋で表面を保護しているのだ。
これは、色塗りには邪魔になるので、削るのだが、スチールウールを使う方法は、kityのマニュアルに載っていた。
(しかし・・スチールウールって手に刺さるのね 笑)

kityスチールウール


まだすぐには使う必要はないが、エンドピンでバイオリンを立てる台を作成しておく。

エンドピンスタンド


次は、下塗りである。黄色の塗料で木目を浮き上がらせるのだが、これにはターメリックを使う。楓やスプルースには目止めは不要なのだが、一応、ターメリックだけではなく、シェラックフレークを加え、0.3~0.5カットくらいの濃度として、湯煎する。(下塗りだから、薄いのだ)



シェラックフレーク

ターメリック・シェラックカクテル



シェラックフレークであるが、楽器屋で買うと高いので、木材加工屋さんで買った。ここだと、ブロンズで100g690円と染物屋さんのラック樹脂よりは高いが、精製済みであることを考えるとリーズナブルである。(実は、ラックの精製をやっていたのだが、活性炭を大量に必要とするので、結果として高く付きそうだったので、下塗りや色の薄いところにはシェラックフレークを少量使うことにした)

それでは、下塗りと、本番用のニス配合の話である。

続きを読む

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/26 15:18 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
深遠なる(ってのは、大抵ろくでもない)実験
バイオリンのニスの調色であるが、ベースのラックにシードラックや赤ラックを使うと、ターメリックや玉ねぎ・茜などの淡い色はラックの赤に隠れてしまう。
そこで、ラックの赤を脱色することを考えているが、100円ショップで売っている椰子ガラ活性炭を使って脱色が出来ないものかと、実験することにしよう。実験のためのガラス瓶が必要なのだが、一向に色が出ない栴檀をあきらめ、この瓶を使うことにする。

買ってきたのは、椰子ガラ活性炭の炊飯用のパックである。

かまど炊きパック


このパックの中身を、袋から取り出し、瓶に開ける。

活性炭


この瓶に赤ラックニスを入れて、脱色が出来るか試してみるのである。

さて、どうなりますことやら・・・

ちなみに、シードラックからシェラックを作るときにも活性炭で脱色すると、どこかのページで読んだ気がするので、手法自体は正統なものではないかと思うが、温度条件とか、活性炭の量とか全くあるがままなので、結果は予測不能である ^^;

活性炭に赤ラックを注ぐと、なぜか出てくる大量の泡たち

赤ラック活性炭


テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/24 01:00 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ニスのレシピ修正
今日の出張の帰り、ヘロン・アレンのバイオリン製作 今と昔

バイオリン製作今と昔 第I部

を読んでいて、ふと、自分のニスのレシピの樹脂量が少ないような気がした。

帰ってから、確認すると、赤ラック100ccに対する割合で樹脂を入れていたことが分かる。危ない危ない、まだスタート前から失敗するところだった^^;

ということで、樹脂量を倍にする。乳鉢でエレミと蜜蝋を摩り下ろすのは後の処理が滅茶苦茶大変で後悔したので、今度はサンドラックとコパルだけを乳鉢で摩り下ろす。

ニスレシピと乳鉢


写真の奥の瓶は手前の二つが玉ねぎの皮とターメリックで、奥の瓶は前と同じく紫根、サンダルウッド、茜である。
茜は媒染としてミョウバンを使うのだが、ミョウバンを瓶に入れるべきか、後で処理すべきか少し迷っている。瓶に入れてしまうのが簡単ではある。

さて、残りのエレミと蜜蝋はほっときゃ溶けるだろうと、そのままニスの瓶に突っ込むことにする。

エレミを計る


1g単位しか計れない安物デジタル計りを使っているので、この手の少量の測定は難しいが、あまり細かいことは気にしないのだ。

染料としては、このほかに、カテキューのアルコール抽出をしたいのだが、ガラス瓶の在庫がなく、今、朝ご飯に食べているジャムが終わってからになる(^^;

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/22 21:54 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ホワイトバイオリンのセットアップ
普通のバイオリン製作のプロセスだと、ホワイトバイオリンが出来上がったらすぐにニスを塗ることになるが、一歩ずつ確認しながら製作(改造?)を行う予定のkityでは、ここまでの状態を音で確認しようと思う。
音で確認するためには、何はともあれ弾ける状態に持っていなくてはならず、第一弾として外していた指板を取り付ける。

ネック接着


表板の4倍希釈のニカワも何とかくっついているようなので、スプールクランプを外し、次は苦手の魂柱立てである。

魂柱挿入


何度やっても、この作業は苦手である。ストラディバリには、ぜひとも魂柱に変わる別の手段で音の向上を研究してもらいたかったものだ^^;

何度目かに奇跡的に魂柱が立つ。

魂柱エンドピンから

魂柱fホールから


すごい!今回はさいさきよいぞと喜んだのもつかの間、
魂柱の位置を動かそうとしたらあえなく倒れたのであった(涙)

そういっても、何十回かすると、いつかは魂柱もたつものだ。
魂柱取り出しの練習だと思えば、あまり悲観的になる必要はない。(んな、あほな・・)

それでは、恒例の特性グラフと、音の比較をしてみよう。

続きを読む

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/21 19:25 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
ラベンダーの香り・・・
あっ、ラベンダーの香りが・・・

ということで、今、私はアロマな時を駆け抜けているのである。

赤ラックレシピ


とりあえず、いくつかのサイトと本を参照に自分なりのレシピを作る。ところが、ラック樹脂はあるが、アルコールが手配違いで届いていないのと、大量にある赤ラックを消費したいため、ラックの部分は赤ラックニスを用いることにした。

樹脂たちとラベンダーオイルを乳鉢に入れ、乳棒で細かく磨り潰す。
実は、後から気がついたが、サンダラックやコパルなどは、最初に磨り潰しておいたほうがよかったかも?

この樹脂に色の出ない栴檀のアルコールを拝借し、アロマオイルを作る。

アロマオイル


これと、赤ラックニスを瓶にいれて、ベースのニスの完成である。セラックではなく、スティックラックに近いシードラックを用いているため、ベースニスからしてすでに赤いのであるが、アルコール抽出で待ちわびている人たちの参考になるのかなぁ?

さて、この溶いたアロマオイルを赤ラックニスで溶解させる。

ベースニス


ニスが溶けるまでしばらくかかるので、ニスを先行させたが、ホワイトバイオリンも同じく作らなくてはならないのだ。

結局、表板はDまで削り、76gとなったところで、削り終了。裏板は横板に接着したままなので、Fから下には削らず、そのままとする。しかし、私の持つ本ではFとなっていたが、Dまで下げるのと音のキャラクターはどれだけ違うのだろう?

ホワイトバイオリンが無事に完成したら、後は、ホワイトバイオリンに色を塗るだけとなる。

スプールクランプ


実は、こやつのニカワの瓶は、夕べ、部屋を歩いているときに湯銭器を足に引っ掛け、湯銭器の蓋が閉まる時に、その中で瓶が倒れ、お湯が入って4倍くらいに希釈されてしまった。ニカワをもう一度作るには丸1日かかるし、できるだけ早く結果が知りたい私は、4倍希釈のニカワでそのまま止めてみることにした。

そもそも、表板は修理したりするから、ニカワは薄めに使うという話がどこかに書いてあったではないか。きっと4倍希釈でもなんとかなる・・・といいなぁ(笑)

うまく止まっていなければ、明日再度トライしてみよう。

最近連続して、似たような失敗が続いているので、体調に注意しなければ・・・

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/21 03:56 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
漢(おとこ)なら・・・
と、いきなり、せばすちゃん乗りのタイトルだが、漢としては、当然ながら、下の工具くらいは持っている(べきだろう*1)。

【送料無料】【40%OFF】(リョービ) 卓上ボール盤 「卓上ボール盤 TB-2131」<\16,700引>

*1:お母様方へ、この表現は少し誇張が入っています。お子さんが、このような工具を持っていないからといって、嘆いたり、責めたりする必要はありませんので、ご注意ください。現代には男として生きない道も開かれています。

さて、これを使って何をするかというと、バイオリンの裏側にクレーターを作るのである。

クレーター


でも、このままだと、音にも悪い影響が出るので、一度作ったクレーターは、スクレーパーできれいに地ならしをする必要がある。

地ならし

続きを読む

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/18 13:26 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(4) | トラックバック(0) | page top↑
ダイソーのクラフトパーツ
前に買ってあった、サイコロ状のクラフトパーツをカッターで切り出し、サンドペーパーで3mm厚に削ります。

クラフトパーツ


次に、コンパス(もしくは、その働きができるもの)で、裏板の内側にセンターから半円を書きます。

グラジュエーション補助線


この後は、少し大きな音が出る作業が待っていて、今日は、もう遅いので、ここまで。

本当は、4mmとか、5mmとか色々ブロックを切り出しておくといいのだろうけど、
面倒なのでやらない

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/18 00:01 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
スクレーパー
バイオリンの板削りには、ノミやカンナも使うことがあるけれど、あまり多くの道具を揃えられない我々アマチュアの強い味方はスクレーパーである。

これは、要するにただの鉄板なのだが、少しだけ歯をつけて、木を削れるようにする。

ロワーバウツなどの広いところを削るには、多少大きめな鉄板が便利である。eagleを作ったときに買ったのは、スクレーパーとして取っ手まで付いている。
(これは、裏板を削りすぎた因縁のスクレーパーなのである)

スクレーパー


たんなる鉄板なので、そのエッジは何度か木を削るうちに、またたく間になまって削れなくなってくる。

と、バイオリン製作工具備忘録でした。
続きを読む

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/17 00:35 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
エフ(f)の調和
と、なんだか松本清張ばりのタイトルの本日のブログだが、解体された6800円のバイオリンキットkityの表板のエフの外側のシェープを変更してみた。

エフの外削り


前の修正時には紙やすりだけで行ったのだが、思うようなシェープになりにくかったので、スプールクランプを切り出した残りの丸棒を使って紙やすりのガイドをつとめさせる。

出来上がったシェープは

エフ


のようになっている。もう少し、彫りの深い感じがいいかなぁ?とも思うが、これは後でも修正できるので、とりあえず、次の作業に進むことにしよう。
続きを読む

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/16 19:56 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
禁断の道を・・・
周波数解析の結果、板厚調整が避けては通れないことが分かったkityであるが、板厚を調整するということは、当然ながら一度分解する必要があり、禁断の道である。

が、禁断であるがゆえに、人はそこに魅かれてゆくのだ・・

慎重に、ダイソーの絵筆を使って、横板と表板の間に水を塗り、ダイソーのパテナイフでゆっくりと切れ込みを入れていく。

kity表板切り出し


エンドブロックとトップブロックの部分以外は案外簡単にナイフは入ったが、指板を外さずに作業したので、特にトップブロックの下は作業性が悪く、苦労した上に、パテナイフを曲げてしまい、結果、表板にもクラックを作ってしまった^^;

kity表板クラック


しかし、ここの部分はあまり振動しないし、力もかからないので、ニカワで接着して補修すれば大丈夫だろう・・・

さて、表板を外して、最初にすることは、「叩く」ことである。予想通り板が厚すぎるかどうかは、まともなキャリパーを持たない私は叩くことと、自作のキャリパーまがいの冶具で確認するしかないのだが、叩くほうが簡単である^^;

タップトーンはモード1,2,5ともAに聞こえる。ふむ、予想通りだ。kityの製作者はチューニング前の初期削りの段階以上の加工をする気はなかったらしい。
続きを読む

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/15 22:06 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(4) | トラックバック(0) | page top↑
バイオリンの音の周波数解析
先日書いた、ストラディバリの音を測定しているサイトに刺激を受け、自作キットバイオリンeagleと6800円バイオリンキットkityの音を録音し、周波数解析してみよう。
周波数解析することで、kityの詰まった感じの音の秘密が明らかになるかもしれないではないか。

実は、先生の演奏を録音したものでは、詰まった感じは良く分からなかったが、自分で演奏すると、確かに感じられる。
でも、先生が弾いているときには感じられなかったので、自分の耳のすぐそばで発音したときにしか分からないような違いなのかもしれない。

測定方法であるが、USBオーディオインタフェースのUA-25


付属ソフト Sound it!にはFFT機能が付いているので、24bit/96KHzでA線開放弦を弾いて、この音をFFTかけて見える化しよう。

まずは、eagleの開放弦のデータである。

eagle周波数解析


次に、こちらがkityのデータである。

kity周波数解析


付録ソフトのFFTにはサンプル数を自由に設定できない不便さがあり、測定ポイントを動かしながら、平均的と思えるパターンを探して、その部分のデータをキャプチャした。

この二つのデータ、一見良く似ているように思えるのだが、大きな違いがある。

それは、kityのデータでは、基本音(440Hz)よりも倍音(880, 1320Hzなど)の音量が大きい場合が多いのである。特に2倍音はほとんどのポイントで確実に基本音よりも大きくなっている。
(ちなみに、eagleの基本音は倍音より6dB大きい、というのは、つまり、基本音の方が4倍大きく出ているという意味である)

倍音が大きければ確かに明るい感じになるはずだが、基本音よりも大きいのはまずい気がする。
なぜなら、基本音が充分に鳴っていないことの証明であるからだ。

基本音が鳴らない理由としては、やはり振動が抑制されていることが一番だろう。駒はどちらも同じ程度に削っているので、振動を抑制する一番の原因は表板ということになりそうだ。

この周波数特性が詰まった感じをかもし出すかどうかは、良く分からない(というのは、録音したものには詰まった感じが得られないから)。

というのも、もしかしたら、PCのスピーカーやおまけのヘッドセット程度では駄目で、もっとちゃんとしたスタジオヘッドホンを買う必要があるのか?

前に買ったコンデンサマイクと同じメーカーから出ている、
こんなのは、安くて、面白そうかも?

BEHRINGER べリンガー スタジオヘッドフォン HPS3000
本来は、実際に音を視聴して比べてみたいものだけれど・・
MTRのおまけのヘッドホンよりはどちらもまともそうだ 笑

って、結局物欲ブログなのか~!?





kityのグラフを注意深く見ると、3KHzまではフラットに倍音が出ていて、それ以降急激にレベルが下がるのが分かる。eagleは多少でこぼこしているが、レベルは基本音から周波数が上がるにつれ、斬減していっている。

ストラディバリはどうかというと、前に紹介した記事のサイトのグラフによると、eagleと同じく基本音から斬減するようなグラフとなっていて、やはり、kityの特徴は倍音構成にありそうだ。

3KHzという音域は微妙な音域で、ここから急激にレベルが下がるというのは、電話機を通した音に近いのである。

こう考えると、詰まった音というのも、納得がいくかも?

テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/03/14 19:29 】 | バイオリン製作(kity) | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
前ページ | ホーム | 次ページ