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物の個性
ギターやバイオリンのような一品物は、モデル名が付いていようと、ぞれぞれの楽器で大きく違うのである。これって、案外、消費者には知られていない。

つまり、A社の何とかのシリーズだったら、全部同じと思ってしまいがちだ。
ところが、機械だって全く同じに作ったりできないのが、木工品である。

ギターだと、ギブソンのレスポールスタンダードならこんな音、ストラトならこんな音といった、イメージが先行していて、それぞれの楽器の音の個性にまで気が回らない(もしくは、そんなことまで評価できない)。

バイオリンなんてもっと評価は難しい。大体、バイオリンを初めて買おうという初心者は、あたりまえだが、まともに音は出せない。色々なバイオリンの音の個性を厳密に聞き分ける訓練もされていない。

弾いたこともないはずなのに、「ストラディバリの音は・・」とか言う人を時々見聞きするが、不思議なことだ。

木はそれぞれ違う。


こんな当たり前のことは、身近な木を眺めたって分かるし、生き物という範疇でいえば、人だって「人」というくくりの中でさまざまな個性があふれている。

個性は欠点ではなく、個性をうまく使いこなすことが求められていると思う。

ほとんどの物は、個性あふれているが、唯一といっていいほど、均質に作れる製品がある。

それは、情報である。

本やCDは物としては、汚れていたり傷になっていたりするが、情報が誤りなく読めるようになっていさえすれば、そこにある情報は全く均質に消費者に渡る。

先日、M氏と厚木で食事したときにも、M氏が

「デジタルになった途端、その分野に趣味の世界はなくなる」

としきりに強調していたが、デジタルになると、それは、単なる情報になって、情報は誤りなく伝達できるので、趣味の工夫が入る余地がなくなるのだ。

音楽の世界の情報といえば、CDなどもそうだが、やはり、古来から使われてきた楽譜をあげるべきだろう。

転記ミスさえなければ、写譜された楽譜であろうと、コピーされた楽譜だろうと、全く同じものが再生できるはずだ。

と、い~ぐるは、昔からそう思ってきたのだが、不思議にもクラシックの楽譜には色々な版があったりして、同じ曲なら楽譜も同じだろうという原則は全く当てはまらない。(なぜだろう・・?)




先日もレッスンの時に、い~ぐるが弾いていると、

「あれ?音が違いますね、ミスプリかなぁ・・」

と先生が楽譜を覗き込む。

楽譜はあってますね」

だったが・・・(^^;)

昨日きたシューマンの楽譜、ブログをみたnoriさんから、
「シャーマー版の楽譜ですね、懐かしい表紙です」
とメールが来た。noriさんは、著名大手楽器店で楽譜係をやっていたので、
楽譜には詳しいのだ。

でも、シャーマー版が何者なのか、シューマンにはいくつの版があるのか、そこらあたり全く理解していない私であったが、

い~ぐるが
楽譜に書かれた情報を音にする


と、なぜか楽譜と似ても似つかないものになるのだ(^^;)。

ハッ、実は、情報にも個性があるのか?

新発見として、学会に発表できるかしらん(爆)
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テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2007/12/11 20:34 】 | つれづれなるまま | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
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コメント
こんばんは~。

楽譜も実は、奥が深いんですよ。

少し調べてみましたが、ここに詳しく書かれています。

http://www.kunitachi-gakki.co.jp/concierge/001.html


い~ぐるが買った楽譜は、
出版社がシャーマーという会社で、
校訂者がシュラディックですよ~。


アイリッシュの譜面を見て練習してセッションに参加した時、そこでみんなが弾いているのがまるで違う世界の曲だったのに、驚きと面白さを感じました。

楽しむために演奏するのだから、「い~ぐる版」ってことでいいんですよ。
勇者度も見逃せないです (笑)
【2007/12/11 23:06】 | URL | nori #-[ 編集] | page top↑
noriさん、こんにちは。

う~む、バッハの平均律だけで、あんなに版があるとは・・

私が楽譜係だったら、お客さんに
「どれでも同じだから、あるもの買ってください」
って言っていたかも(爆)

アイリッシュのように、聞き伝えで発展してきた分野は、楽譜には載せられない情報が一杯なんでしょうね。

奥が深いです。

ということで、い~ぐる流解釈で行きますデス(爆)
【2007/12/12 07:45】 | URL | い~ぐる #Hble4PXk[ 編集] | page top↑
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