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ペグの調整
ニスの補修、ナット調整、ネック調整と調整を続けてきたcherryであるが、いよいよ本題のペグ調整だ。

ペグシェーパーで、完全に丸くペグを仕上げるのは案外難しい。木工用旋盤があれば、比較的簡単にできるんじゃないかと思いながらも、私はもともとものを買うのはあまり好きではないので、旋盤を買うなんてのは、論外であり、地道に作業をする。

ペグ穴はすでに開いているので、ペグをあまり削るわけにはいかないので、大きな粗がなければある程度で削りは止める。

ペグシェーパーで仕上げただけでは、滑らかさは得られないので、ここで、普通はペグコンポジットを用いる。

やはり、私はものを買うのがあまり好きでないので、ペグコンポジットなどもってはいないのだ。

前に、石鹸とチョークで代用しようとしたが、調整が難しくて、常用にはいたっていなかったが、作業の結果のメイプルの削りかすを見ていると、これを使ったらどうだろうと思い立つ。前使っていた乳鉢に石鹸を少し多めに削りいれ、スクレーパーの削りかすを入れて、乳棒で丁寧にすりつぶす。

DSCN0336.jpg


この自家製ペグコンポジットは粉末状なので、指先につけてペグにつける。結果は、結構いけているかも?


と、ここで、宅配便が到着・・
DSCN0332.jpg

中身は・・
DSCN0333.jpg

こんなものが・・

そういや、駒がない?と思ったら、
DSCN0334.jpg


実は、これ、オークションで入門用としてよく出てくるBeyond VS-Xというバイオリンである。たまたま500円スタートということで、目にして入札したが、自分の設定した上限(センより高く、アンダルシア君より安い)あたりでの落札であった。例によって、手書きパーフリングの安物楽器である。それにしても、全く使用された形跡がない(というか、そもそも駒を立てていないし・・)

駒を取り付けてみると、
DSCN0335.jpg

驚くほど弦高が高い。おそらく1cm以上ある。ネックが下がっているのと、駒が高い(というか、ほぼ一般の販売状態のままで無調整らしい)という二つの相乗効果だ。

こんなのを入門用として、楽器を初めて触る人たちに与えたって、どうしようもないぞ。。(しかも、ペグの調整もひどいし)と、老婆心ながら思うのであった。

弦高は不満だが、とりあえずチューニングして音を出してみることにしよう。
Beyond VS-Xの音

思ったよりも、よく響くかも?
よく見ると、板厚は(f字穴の断面だけしか見えないけれど)アンダルシア君よりは数段まともそうである。

だが、この弦高はなんともならないので、駒を削ることにした。
DSCN0337.jpg

が、この後のセットアップで、A線が切れた! A線のペグは、糸の穴がペグボックスの壁の中に入り込む位置にあり、チューニングが難しいだけでなく、糸にストレスをかけて切れやすいのだ。

そこで、ありあわせの中国製安物ナイロン弦をつけた。しかし、もともとついていた極細スチール弦と弦の太さが全然違うので、かなり弾きにくい(苦笑)
駒を削った後のBeyond VS-X

参考のためアンダルシア君の現状の音を録音
アンダルシアの音

ということで、またまた苦労を背負い込んだのだった。
何度も書くが、私はものを買うのがあまり好きではないのだ・・
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テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2007/04/17 22:50 】 | バイオリン製作(cherry) | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
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コメント
こんばんは!
本日、例のものが到着しました

うーん、けっこうよく出来てるなと思います
こんな上手に作れるだろうかというのが、第一印象です

すぐに分解するのはもったいないので、とりあえず駒を立てて弾いてみてから分解しようと思いますが、ここで質問です

このバイオリン、ひょっとしたらニカワじゃなくてボンドで接着してあるんじゃないかとの疑念が浮かびました

 ニカワなら、お湯で溶けるんですよね
 いーぐるさんは、分解されたのでしたっけ?
【2007/04/18 21:31】 | URL | 大工協奏曲 #TT0fzUCU[ 編集] | page top↑
こんばんは。

例のぶつ、接着は膠ですよ。日本だと膠って特別な気がしますが、ただの煮凝りですので、中国だとわざわざ工業製品のボンドを買うより安い(というか、自分でも作れる)んじゃないかと思いますが、どうでしょうね~(笑)

細かく見ると粗もありますが、概観はとてもきれいですよね。私も、最初、驚きました。

でも、中はすごいんです(爆)
【2007/04/19 01:15】 | URL | い~ぐる #Hble4PXk[ 編集] | page top↑
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