FC2ブログ
弾きこみによる音質変化の話
菊田さんのブログでも書かれているし、多くの音楽家の方々が口々におっしゃるように、

楽器は弾きこみで音が変わる

らしいです。らしいというのは、私は音の記憶力が悪いので、自分で弾いていて、前がどうだったか覚えていないから(^^;)

今日、ネットを徘徊していて、楽器ではないけれど、break-inを解説しているページを見つけた。

スピーカー「エージング」の科学的根拠


これによると、スピーカーが鳴らしこみによって音が変わるのは、科学的事実で、ちゃんと論文も出ているらしい。
スピーカーの場合には、エッジのゴムの物理特性が変動するためで、なるほどと思わせる根拠だった。

一方、バイオリンに話を戻すと、もちろん、ゴムは使っていないので、ゴムの物理特性変化は原因ではないのは明らかだ。

しかし、スピーカーのアナロジーで考えると、いくつか変動要因がある。思いつくままに書くと、

・リムへの膠接着の膠強度の変動
・パーフリングの膠強度の変動
・木材の弾性変動
・駒とニスの接着面のならし
・魂柱の微小位置変動

などである。弦を全部外して、付け直すと音が変わるという変動要因は下の2つが影響している可能性がある。それ以外の変動要因は上の2つか?上の2つは、湿度の影響も大きいのは明らかなので、湿度変化による音質変化を観測すると、何かしら分かるか?

などと、考えながら、ページを読んでいた。

明日は、日本橋出張である。集合は12時ジャストなので、少し早めにでて、秋葉原経由で行こうと、このページと関連するページを見ながら考えていたのだ。

狙いは、若松通商で販売している

カマデン、デジタルアンプキット TA2020KIT である。

アンプは電源がしっかり低ノイズで安定していないとろくな音がでないのは常識である。

前にホワイトノイズ発生回路で検討したように、半導体の定電圧特性を手軽に得るツェナーダイオードはノイズ源であるから、ツェナー特性を基準電圧においた通常のレギュレーターではアンプ電源として不十分である。

これらの検討を元に、キットに含まれていない電源回路の低ノイズ化対策用として、コンデンサは入手してある。

コンデンサ


えっ? いくつ買ったのかって?
そりゃ、将来性を買って、先行投資というものですよ ^^;

マンドリンの製作はインレイデザインの検討中なのだが、並行してアワビの切り出しも始めた。

アワビ


中々、大きな平面は取れない・・

一つの案はマンタを正面から見た図にするというものだが、正面から可愛くマンタを描くって、できるのかな?

スポンサーサイト



テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/07/28 23:09 】 | バイオリン製作(一般) | コメント(6) | トラックバック(0) | page top↑
<<デジタルオーディオアンプキット | ホーム | HP200LX+CAKEWALKで練習MIDI作成>>
コメント
私のフルートも、口の慣れもそうなのですが、楽器自体もオーバーホールしてしばらくは鳴りにくいですよ、と言われました。

今回はキイメカニクス部分も全部ばらしてメッキをかけてもらったので、その影響もあるのかな?

普通の人が「不思議だなあ」「楽器も生き物だよね~」で済ませるところを科学されていて、興味津々です。
【2006/07/29 09:18】 | URL | nobara #-[ 編集] | page top↑
今日はいろいろあって、ようやく(23時)に家に帰りつきました。

キーは全部開放にしたときには、オーバホールの影響はないような気がしますが、ヘッドのコルク栓は結構影響するかも?
それとも、吹き口も調整するのでしょうか?

吹き込んで音が出やすくなったら、ぜひ、ヘッドだけ独立してオーバホールして、変化があるか確かめてみてください。

科学のためには、屍を乗り越える不断の努力が必要なのだ・・・ ^
【2006/07/29 23:06】 | URL | い~ぐる #-[ 編集] | page top↑
子供の頃、小学館の「科学と学習」という雑誌を、付録欲しさに親にねだっていたことを、妙に思い出しました。

なるほど、、、勉強になる~。

スピーカーとの共通点が多いバイオリンという楽器、私もいつもそう思ってましたが、違う点があるとすれば、弦の圧力でしょうかね~。
コーン紙は限りなくフリーな状態で振動するのに対して、バイオリンの表板に対する、弦の圧力のストレスは、音の変化にかなりのファクターを与えているような気がします。

もう一つは、スピーカーは、音源とアンプというリファレンスを設定しやすいのに比べて、バイオリンの場合、リファレンスとなるべき演奏者そのものが非常に不安定な特性を備えているところが、音の科学的解析を困難にしているのだと思います。

それにしても、オシロスコープ、、、なつかしいでございます。
【2006/07/30 02:24】 | URL | 菊田 #DiB9ro52[ 編集] | page top↑
菊田さん、こんにちは。
科学と学習、私は学習はすぐに挫折して、科学だけ取ってました(^^;)
付録は毎回楽しみで、特に小六の時のゲルマニウムラジオは感動物でした♪

ニクロム線をひねってつないでいただけの私のラジオに対して、友人は、緑の被覆のリード線をどこからか調達し、きれいに半田付けして安定して動作させていたことを未だに覚えています ^^;

弦の圧力による板の変形は大きく影響すると思うのですが、弾いても弾かなくても同じかも(^^;)?と、今回は入れてませんでした。

圧力は、表板の駒のあたりだけ、クランプで強く圧縮してやれば、加速試験が出来そうですね~。

菊田さん、圧縮版のバイオリンも同時進行で一つ作成して、ぜひ、比較してみてください。表板、裏板、ネックなど、同じ木からとった材を使った兄弟杖で、白黒対決させていただきたい・・・ ^^;
「人が杖を選ぶのじゃなく、杖が人を選ぶのじゃ」
【2006/07/30 08:35】 | URL | い~ぐる #-[ 編集] | page top↑
v-237はじめましてv-237
弾きこみで音変化、楽しく拝見しました♪私の所見ですが、これはバイオリンの音色に関するファクターとしては、無視できるほど小さいものです。弾き込み前後の音を定量的に数値化・図形化して比較すれば、いかにそれが小さいものかがわかりますv-239「良くなったと思う」という、人間の感覚によるものです。
「弾き込み」というよりは、「使用に伴う経年変化」という当たり前の事象で、弦を変えたり駒を調整する方が、遥かに・瞬時に音が変わります。演奏家のウンチクに感化されると、バイオリン本来の楽しみ方を見失うので・・・ご注意をv-15
【2008/02/21 19:03】 | URL | 通りすがり #RBzssC7g[ 編集] | page top↑
通りすがりさん、こんにちは。
バイオリン界には都市伝説的な話がたくさんありますよね。
私、オカルトも嫌いじゃないので、都市伝説であってもなくても色々思考実験するのを楽しんでいたりもしますデス(笑)
一つには、バイオリン本来の演奏で楽しむってのが、なかなか難しいからかも知れません(^^;)
【2008/02/22 02:19】 | URL | い~ぐる #Hble4PXk[ 編集] | page top↑
コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://adultviolin.blog55.fc2.com/tb.php/217-9b8a4245
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |