FC2ブログ
レッスン42回目:一進一退か、一歩進んで3歩下がるか・・
今日は、先週に引き続きレッスン日である。
用意周到、充分な練習をして臨む・・・のは見果てぬ夢である(^^;)

昨夜は、あまりの惨状に急きょミュートをつけての夜間練習を行い、今朝は今朝でレッスン直前練習をしたが、どうにも音程がまとまらない。

ピアノの音を鳴らしながら弾いてもタイミングも音程も合わず、絶不調のまま、レッスン時間は刻一刻と迫り来る。

ピアノと連携はあきらめ、バイオリンだけで音程を確認しながら楽譜をさらっているところに、

 ぴんぽ~ん

先生である。
先週、すっかり失念していた月謝の件を謝り、7月分の月謝をお渡しする。

先生は、
「これ、ありがとうございました」
と、グァルネリのCD
を取り出す。

「良かったです♪ 選曲もとてもいいですね」
と、好評であった。(無理やり)お貸しした甲斐があったというものだ(^^;)

「ドイツ語訳もあったはずですが、CDについていた本は読まれましたか?」
「読みましたが、話し言葉と違って、使う単語が違うんで、難しかったです」

と、ドイツ語に話題を振って、ドイツの留学の話などを聞いてみたりする。

誤解する人はいないと思うが、誤解のないように、あえて書くが、私は練習不足を露呈しないためにレッスンに入るのを引き伸ばしているわけではなく、あくまでも、関連した話題を通じて先生の音楽性からのインスピレーションを受けようというものであり、これもレッスンの一環なのである。

いや、誰も、誤解なんてしちゃいないって・・・^^;

まずは、調弦である。
先生の指示に従い、ファインチューナーで微調整しながら、音程を合わせる。

じつは、5度調弦を何度もトライしているが、このところの絶不調の中、調弦もまともに出来なくなっている。
5度の和音の響きがどうも分からないのである。響きがいいなと思うところをチューニングメータで見ると、低音側が若干低くなっている。完全5度の調弦は周波数にして1.5倍になるので、2倍音と3倍音のビートが干渉で消えたところが調整ポイントのはずであるが、耳でビートが消えたと思うところと、チューナーのポイントはどうもずれる。
チューナーは平均律だから、ずれるのか、ビートを聞く耳が悪いのか良く分からないが、ビートではなく、響きで音を合わせる必要があるのだろう。

調弦一つとっても、闇は深い

私の耳を検証するために、平均律と純正律の音の違いを解説しているホームページを探してみた。

今、問題としている5度調弦では、私は上の音からあわせているので、表でみると、C'とFの調弦をしていることになる。
ピアノやチューニングメータは等分平均律で調整されるので、純正率との差をみると、平均律は+2セントとなることが分かる。

つまり、純正律で調弦すると、メータ読みでは低く出るのである。
私の耳で5度調弦であわせて、メータ読みすると、低く出るという現象と全く一致するではないか!?

ということで、私の音程音痴は、平均律と純正律の違いから来る聴覚の混乱が主原因だと結論できる・・・ 

弾くたびに上がったり下がったりする私の演奏にこんな理論が通用するわけはないだろ・・^^;

SEVCIKを中心とした基礎レッスン

音程の問題と、弓の動かし方の注意が中心となる。
特に弓は、言われて動かす方向を指示されてゆっくり動かしているときにはいいのだが、少しでも左手に注意が行ったとたんに腕が入り込んで並行を保てない。

体に覚えさせるほど、毎日繰り返し練習するのが、一番良い可決法であるのは、誰が見ても明らかだが、毎日繰り返し練習するという、超絶課題をどのようにこなすべきか、このミッションは、まさにインポッシブルといえよう。

和音は継続、その他の課題は一つずつ先に進むことになった。

課題曲:クライスラー・プレリュードとアレグロ
前回、同じ3重和音が続くところで、先生が
「あれ、こんなんでしたっけ?」
と疑問を持っていたのだが、今日、先生の楽譜と見比べて、その部分の真ん中で先生の楽譜は音が変わっていることが分かった。
「楽譜はミスプリもあったりするし、版によっても違ったりするので、どれが正解かって分からないんですよね」
と、先生談

そういえば、前にやった、クライスラーの「愛の悲しみ」では、クライスラー自身の演奏が残されているが、それ自体、楽譜と違ったりしているのだ。

昔、ジャズに傾倒していた頃、クラシックは楽譜が固定されていて誰が演奏しても大差ないのかと思っていたが、どうして、中々、楽譜と関係なく大胆なアレンジをする演奏家も多いらしい。(それが作曲者本人だったりすると、誰も文句は付けられないし・・)

今回の場合、どちらに従ってもいいのだが、とりあえず、先生の楽譜に従うことにした。

「そろそろ後半部分は完成でいいですかね~」

という先生である。
前回、ハイポジション連続の16分音符の部分、一音をのぞいて、音程もいいし、きちんと弾けていると言われていたが、

あれは、全くの偶然ですから・・ ^^;



今回はやはり一番高い音のあたりが、決定的にNGである。

「開放弦から、次に押さえるところで、上がったり下がったりするので、注意してください」

3重和音の弾き方や、左手が難しくなったときの右手の弓の弾き方など、色々と課題山積のい~ぐるであった。

それでも、あと1~2回でこれは終わりにしましょうということで、先生がピアノ伴奏をしてくれることになった。
「ピアノ科の子も結構苦労していたので、私、弾けるかな・・」と、伴奏が大変らしい。

「これが終わったら、つぎに、やりたい曲はありますか?」

え~と、

バッハの無伴奏パルティータ3番
Gavotte en Rondeau



なんかどうでしょう?

えっ!?
と絶句する先生。

楽譜を出してきて、先生がちょっと弾いて、
上と下の旋律を両方弾くところとかあって、
ちょっと難しいですよね~

でも、時間かければ、何とかなるかなぁ・・
(何しろ、プレリュードとアレグロは今年の1月からやっているのだ。私はしつこさに、自信あり? ^^;)

レッスンが終わり、8月の日程を二人の予定をつき合わせながら考えるが、8月はお互いに色々忙しく、どうにもうまい日程が取れない。

初回は、4日連続マラソンセミナーのすぐあとの朝9時からとなった。前日練習もレッスン直前練習も困難なこのスケジュール。まるで、あくまでも、自らを追い詰めていく特殊な性癖があるかのようだが、

あえていうが、私にはそんな性癖は金輪際ないのだ。

9月に知人の結婚式に呼ばれていて、話を依頼されているので、話の代わりにバイオリンでも弾いてしまおうか、なんてことを先生に言ったら、
「いいですね、結婚式だと生演奏は喜ばれますから」
って、先生の演奏は喜ばれても、単なる騒音の私の演奏が喜ばれるかどうかは、神のみぞ知るのだ(いや、本当は、私自身は知っているのだが・・)
「タイスの瞑想曲とかいいかもしれませんね~」
先生、ご自分が演奏するんじゃないので、
いかに騒音を緩和するかが選曲の課題なのですが・・ ^^;

Be the force with you ....

スポンサーサイト



テーマ:バイオリン - ジャンル:音楽

【2006/07/23 21:51 】 | バイオリンレッスン | コメント(7) | トラックバック(0) | page top↑
<<裏板・表板の仕上げ削り | ホーム | レッスン直前練習>>
コメント
調弦はその日の耳の調子もあるから合わない日はとことん合いませんね。

あと、案外難しいのが同音。師匠の音と自分の音が混ざってしまって聞き取りづらいときがあります。

5度調弦、特にA線&E線のときは差音がハッキリ聞こえるのでガイドになると思います。

ブログ上にある通り平均律チューナーであわせると2セントずれますのでチューナーでちゃんと合っているところを実証したいときはKORG のOT-12がいいかと。
http://www.violinsupply.co.jp/Link/items/Tuner/OT12.html

遂にバッハ無伴奏の登場ですね♪楽しみにしております。
【2006/07/23 23:12】 | URL | モハー #-[ 編集] | page top↑
微妙な違いのようですが、私の安物チューナーの精度は、±0.5セントと書かれていて、気にしている差もやっぱり2~3セントくらいなんで、純正律と平均律の違いってのは、正しそうなんです。
じゃ、どっちに合わせるのというと微妙なんですが・・^^;

ところで、コルグのチューナー、定価を見ると、私の買値の10倍近い!すごいですね~

またまた無謀な選曲シリーズ第3弾ということで、どうなりますやら・・・ですが、弾けたらかっこいい(はず ^^;)
【2006/07/24 01:58】 | URL | い~ぐる #-[ 編集] | page top↑
こんばんは~。
2倍音と3倍音とか、音響測定の関連でよく書かれていらっしゃいますが・・実音からもそれを聞きとられるのですか?
私にはさっぱりでスゴイ超能力です・・(決して皮肉ではないですから。念のため)
それと5度ですが、これは平均率も純正率も同じ音程と聞いたことがあるのですが??
【2006/07/24 22:51】 | URL | たにつち #W32wsheY[ 編集] | page top↑
管理人い~ぐるさん、ちょっと出しゃばった真似になってしまうかもしれませんので、まずければ削除してくださいね^^;

音律の話は非常に誤解を招きやすい世界でもあるので詳細はい~ぐるさんがリンクしておられるサイトなども参考にしていただいた方がよいのですが...。

私自身は、単音のつながりでは認識できませんが、重音(和音)で鳴らせば、純正5度はわかります。倍音・3倍音も多分大丈夫です。差音を聞き取りやすい分、高い音程ほど私は取り易いです。

平均律5度と純正律5度は微妙な差ですが、和音で鳴らせば純正5度はウァンウァンとうねる感覚がなく1音のように聴こえるので慣れれば違いはわかると思います。
私のブログではないので(^.^;)、これ以上はここでは避けましょう。興味がおありでしたら、メールをください。ヤフーのアドレスですので
「naoyandjango@yahoo」の後に「co.jp」をつけてくだされば大丈夫です。
ではでは。
【2006/07/24 23:38】 | URL | モハー #-[ 編集] | page top↑
たにつちさん、私はモハーさんが書かれているように、2倍と3倍の音の絶対音階を聞いて聞き分けているのでなく、5度下の音の3倍音(これは、弦を弓で弾くとたっぷり出ています)と、2倍音が純正律ではユニゾンになるので、これの違いが耳にうなりとなって聞こえるのを頼りにチューニングしてます。

個別の音程は私はダメダメです。開放弦を使わないスケールの上昇下降では必ずといっていいほど同じところに戻れないくらい(^^;)
【2006/07/25 00:09】 | URL | い~ぐる #-[ 編集] | page top↑
モハーさん、いーぐるさん、ありがとうございました。
紹介いただいたページ・・拝見してまいりました!
なるほど!といっても、全部を理解するのは2年くらいはかかりそうです。
とにかく、平均率の5度は2セント違うのですね。拙速でした(^^ゞ
このページ、他のコンテンツもすごいですね。素晴らしいサイトを教えていただいたということも、アリガタイことでした。
裏で鳴っている倍音を聞き取るというのは、私にはまだ無理っぽいです。
少しずつ気をつけます。
【2006/07/25 22:04】 | URL | たにつち #W32wsheY[ 編集] | page top↑
私も全部は網羅していませんが ^^;
倍音と3倍音の間のうなりは、フラジオレットを使うと分かりやすいかもです。
E線の真ん中を触ると、2倍音のEが出ますよね。それと、A線の1/3のところを触ると3倍音のEが出るので、これを両方弾くとぴったりの純正律になっていなければ音の差の周期で、音が大きくなったり小さくなったりするウナリが発生します。このウナリが消えたところ付近に完全なユニゾンの領域があって、そうなるように調弦すると、E線とA線は純正律で5度になります。
倍音を聞き取るのではなく、ウナリを聞くのは、分かってしまえば、それほど難しくはないですよ。
【2006/07/26 01:34】 | URL | い~ぐる #-[ 編集] | page top↑
コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://adultviolin.blog55.fc2.com/tb.php/210-b3be88b7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |