2004年10月あるレイトスターター ヴァイオリンに挑む --- 初めてのバイオリン演奏、初めてのバイオリン製作・・物語には始まりがあるのだ
昨日の記事のように、糸川氏のバイオリンを用いた演奏が中澤きみ子氏によって録音されている。
ところが、このCD、すでに絶版であり、色々とオンラインショップを探しても見つからなかった。 しかし、昨日発見した、点と線の関係をたどれば、もしや、アルテ工房には在庫があったりするかもしれないと思い立ち、メールで確認したところ、在庫ありとのお返事をいただいた。 ということで、至高のE線の音を聴ける手はずは整った。 としたら、迎え撃つは、究極のE線であろう。 まったりとして、それでいて、しつこくなく・・・ って、いったいどんな音なんだ(^^;) バーを2本持つといえば、フラットマンドリンがそうだ。 あの独特の音場は2本のバーからくるのか、2本の線からくるのか、はたまた、あの箱の形からくるのか・・ 究極のE線の音を出すには、何が必要か・・至高が45年の歳月をかけたならば、究極の追求には何年かかることやら(笑) 話は変わるが、私は自他共に認めるめんどくさがり屋である。そんな私にとって、バイオリンの弾き始めの儀式はどうにも長ったらしい。 そこで、今朝の朝練において、その儀式の一つ、肩当の装着を省略してみた。 これには、理由があり、肩当なしで演奏する方もかなり多いということと、パガニーニにいたっては、顎宛すら使わなかったらしいという(怪)情報やら、色々の事情を考えると、肩当がなくたってバイオリンは弾けるはずなのだ。 そもそも、ディズニーのピノキオの映画で、ゼペット爺さんは壁にかけていたバイオリンを無造作に弾くが、肩当なんて当然つけたりしない。こういう、日常の中のさりげないバイオリンとの距離感こそ、私の目指すところなのだ(←大げさ) 朝練で少し試した限り、中々いけそうであるが、少しバイオリンの底が滑りやすいので、前に800円で購入してあった30cm角程度のセーム革を挟むとちょうど良さそうだ。 このセーム革というのも、先日のアルテ工房でのヒントがあったのだった。というのは、工房に展示されていたバロックバイオリンたちは顎宛がないのだが、弾くときにはセーム革を使って滑り止めするといいと山岸さんから聞いていたのだ。 (セーム革自体はもっと前に違う目的に買っていたのだが・・) |
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